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香木 仮銘「軒端の花」伽羅 0.22g

¥11,000 税込

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<仮銘「軒端の花(のきばのはな)」 伽羅について> 沈香が香気の特徴の違いから5種類に識別され、羅国・真那賀・真南蛮・佐曽羅・寸門陀羅に分類されるのに対して、伽羅は上の上から下の下まで伽羅であり、細かく分類されることはありません。(20年ほど前からは、六国=木所=の分類に当てはまらない沈香が増えてきました。分類の基準を満たさない沈香に対しては「銀葉に載せない」、すなわち「香道には用いない」という判断を下さねばなりません。)(御家流香道先々代宗家は伽羅の判定基準を厳しくされ、伽羅らしい、堂々とした伽羅以外は伽羅として用いられなかったと存じ上げています。詳しくは、別の機会に譲らせていただきます。) 伽羅を緑油・黒油・紫油・黄油・白皮緑油などの類型に分けて呼称することがありますが、それらは六国(木所)の分類と同義ではなく、さほど重要な意味を持つものではありません。それどころか、類型に分ける基準が個人の主観に委ねられるため、却って混乱を招く要因になりさえします。例えば緑油の基準は、「塊の外見が何となく緑っぽく感じられる」という程度のものだからです。更には、低品質の伽羅にも類型の呼称を添えることにより、高級感を醸し出すという工夫も見受けられるようになっています。それは、中国の人々が何故か緑油伽羅を好んで探し回っていることと、無縁ではないと感じています。類型による呼称は、必ずしも伽羅としての品質を保証するものではないことを、十分にご理解いただく必要があると考える次第です。 一方で、上質の伽羅であれば、類型ごとの特徴の相違が香気・外見・肌合いに止まらず樹脂化した組織の滑らかさにまで及ぶことは、事実と言えます。 類型による優劣の差はないとしても、好みの違いは生まれる可能性があります。そこで、例えば「紫油伽羅」と表現することによって、どのような立ち方をする伽羅かというイメージを、判る相手には、ある程度は伝えることが可能になります。そのような意味合いから、類型の典型的な特徴を具えると判断できる上質な伽羅に関しては表記するよう、香雅堂も心掛けています。 今回お奨めするのは、「黒油伽羅」の特徴を具える、典型的な一例です。 香雅堂が判定する「黒油伽羅」の香気の特徴を言葉で表現すれば、「高貴な気品が感じられる伽羅」ということになります。外見は、やはり「黒っぽい」ものが多いと言えます。(香気の内容を五味で表わし尽くすことは困難ですから、他の場合と同様に抽象的な表現に終始することをお許し下さいませ。)芳醇でありながら濃密ではなく、どちらかと言えば静謐な穏やかさを湛えて、爽やかな透明感すら味あわせてくれる、そんな伽羅だと感じています。 仮銘は、以下の証歌から採らせていただきました。『ただ…ながめつつ』という表現が後鳥羽院(もちろん、良く存じ上げないのですが)の人となりを表わしているように思えてとても好ましく、禁中の、ゆったりした風情にほのぼのと気品が感じられて、この伽羅に相応しいと思えたからです。 春はただ軒端の花をながめつつ いづち忘るる雲の上かな (後鳥羽院)(御集) ※「伽羅という木所に対する香雅堂の考え方」のページもよろしければ併せてご覧ください→http://www.kogado.co.jp/koboku/kyara.html <香木の切り方(截香方法)について> 基本的に、左記写真「截香図」の形状の様に截香させていただいたものを、該当量分おわけさせていただきます。一木の中には相対的な品質が下~上までさまざまに混在していることが通常ですので、その一木全体の割合となるべく近くなるように部分を選ばせて頂きます。 短辺の長さは約3mm~8mm、長辺の長さはさまざま、厚さは約1mmです。截香図の場合、長辺に対して垂直方向に木目が通っております。木目に沿った方向であれば、カッターナイフなどで容易に、また、手でも割ることが可能です。 截香の形状に関して特別なご要望がおありになる場合には、恐れ入りますがご来店の上ご相談いただくか、メールでご注文下さいます様、お願い申し上げます。 <木所について> 木所の判定・分類は、家元・宗家自らが、歴代に継承される一定の規範に基づいて厳格に為されるもので、詳細は「極(きわめ)」に認められます。仮銘の栞に記載する木所は便宜上の分類であり、正式ではないことをご諒承下さい。なお、木所の後に( )がある場合は、香木自体の種類を記載しています。伽羅を羅国や真那賀、真南蛮に用いる例が増えており、区別するためと、佐曾羅・寸門陀羅は流派によって香木の種類が異なる場合があるためです。 <パッケージサイズ> 192mm×160mm×23mm(畳紙入) ※畳紙の大きさ及び色合いは、香木の種類や分量によって、異なりますことをご了承ください。