▶お茶とお香のペアリング
残暑をすこやかにすごすための、お茶とお香のペアリングを企画しました。お茶は北欧・デンマークで有機栽培・自然栽培の日本のお茶をとりあつかう日本茶屋「io いほ」店主の中山さん(インスタグラム @io.japanesetea )に選んでいただきました。
お茶は 加茂自然農園 山崎さんの農薬も肥料(化学・有機問わず)も使っていない自然農法の「加茂かぶせ茶」。ホットでいただくのももちろんなのですが、この時期ならではのおすすめの淹れ方は目にも涼しい「氷出し」(写真5〜9枚目)です。ゆっくり、氷から溶け出しただけの量の水で抽出されているので味も凝縮されます。ペアリングされたお香「女郎花」の、平安貴族が愛した花の気高さを感じさせる軽やかな香りとともにどうぞお楽しみください。
▶中山さんに「デンマークの夏の暮らしとお茶とお香」というテーマでエッセイ&残暑におすすめのお茶のご紹介文をご寄稿いただきました。こちらもぜひあわせてご覧ください。
https://note.com/kogado/n/n4eae847f596d
▶香雅堂Instagram
https://www.instagram.com/azabukogadojp/
▶加茂かぶせ茶について
品種:ごこう
摘採日:2022年5月14日
農園:加茂自然農園 山崎 徳哉
詳細:一般的に「かぶせ茶」は茶葉の摘採前に茶の木の覆いをかぶせて、テアニン(旨み成分)がカテキン(渋み、苦味成分)に変わるのを抑制し、まろやかな旨みを特徴としたお茶である。覆いを被せるのは2週間ほどで、煎茶のようなすっきりとした渋みも残っているが、角の取れた味わいが特徴。
特に加茂自然農園さんのかぶせ茶は、覆いをかけて育成するというだけでなく、農薬も肥料(化学・有機問わず)も使っていない自然農法のお茶なので、肥料で人工的に乗せられた味ではなく、茶の木の力そのものを味わっているという面白みも加わっている。すっきりとした穏やかな旨みがあり、何煎も煎を重ねることが出来る。茶葉はざっくりとしていて茎も選別されていないスタイルだが、これは加茂自然農園の山崎さんの方針で、収穫を丸ごと味わってほしいとの願いによる。
品種の「ごこう」は京都府で育成された緑茶用品種のうちの一つで、京都で育った在来種の茶樹に由来している。特に、覆い下で育成される玉露に使われることが多いが、同じく覆い下で育成されるかぶせ茶にも向いている。
▶お香「女郎花」はこちら(お茶とは別売です)
https://kogado.stores.jp/items/61318b9faddb84031a9a7a96
▶内容量
30g
▶その他
・原材料名をご確認の上、食品アレルギーのある方は召し上がらないでください。
・高温多湿を避けお早めにお召し上がりください。