







▼▼▼ご注意▼▼▼
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<仮銘「羽音(はおと)」 伽羅について>
緑油系の伽羅にはめずらしい、かろやかでしとやかな印象を感じさせる伽羅です。以前に紹介した緑油系の伽羅「東雲」「花の香」「月待つ空」「こり咲く梅」等は、多くの方が想像されるような伽羅の香り、つまり「苦」と「甘」の力強さを大きな特長として持っていました。それらと比べると今回の「羽音」は「甘」が落ち着いており、「苦」の方が前面に出てくるタイプです。また、それらの味とある程度一体化はしているものの、緑油タイプの伽羅としては比較的 「酸」を強く持っており、軽やかな印象につながっています。特に樹脂化の薄い部分についてはその「酸」が感じられやすいので、ご興味お持ちの方はそういった観点でも聞香をお楽しみください。
「かろやかでしとやかな印象」というのは同じ伽羅でも紫油・黒油タイプの一部の伽羅から感じられることがあるのですが、紫油タイプの「千歳のかざし」「にごらぬ波」はもう少し「苦」が控えめですし、黒油タイプの「軒端の花」は花やかな「甘」が強く感じられます。それらの香木と比べて炷き比べていただきますと、より深くこの香木をお楽しみいただけるかもしれません。
証歌:羽音してわたる烏の一こゑに 軒端の空は雲明けぬなり
(花園院)(風雅集)
参考となる過去のnote
https://note.com/yamadamasahiro25/n/n944d6284667c
https://note.com/yamadamasahiro25/n/n8ecc71291d2b
<香木の切り方(截香方法)について>
基本的に、左記写真「截香図」の形状の様に截香させていただいたものを、該当量分おわけさせていただきます。一木の中には相対的な品質が下~上までさまざまに混在していることが通常ですので、その一木全体の割合となるべく近くなるように部分を選ばせて頂きます。
短辺の長さは約3mm~8mm、長辺の長さはさまざま、厚さは約1mmです。截香図の場合、長辺に対して垂直方向に木目が通っております。木目に沿った方向であれば、カッターナイフなどで容易に、また、手でも割ることが可能です。
<木所について>
木所の判定・分類は、家元・宗家自らが、歴代に継承される一定の規範に基づいて厳格に為されるもので、詳細は「極(きわめ)」に認められます。仮銘の栞に記載する木所は便宜上の分類であり、正式ではないことをご諒承下さい。なお、木所の後に( )がある場合は、香木自体の種類を記載しています。伽羅を羅国や真那賀、真南蛮に用いる例が増えており、区別するためと、佐曾羅・寸門陀羅は流派によって香木の種類が異なる場合があるためです。
<パッケージ>
香木の大きさに準じる大きさの畳紙入となります。大きさや色はご指定いただけません。